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雨空
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あまぞら
ふりがな文庫
“
雨空
(
あまぞら
)” の例文
暗い
雨空
(
あまぞら
)
を見あげると、天国の塔のように高いサンタマリア病院の
白堊
(
はくあ
)
ビルがクッキリと暗闇に
聳
(
そび
)
えたっているのが見えた。
人造人間事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
〽聞く
辻占
(
つじうら
)
にいそいそと
雲足
(
くもあし
)
早き
雨空
(
あまぞら
)
も、思ひがけなく吹き晴れて見かはす月の顔と顔………
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
焼山
(
やけやま
)
の一
軒
(
けん
)
茶屋
(
ちやや
)
、
旅籠
(
はたご
)
に、
雑貨荒物屋
(
ざつくわあらものや
)
を
兼
(
か
)
ねた——
土間
(
どま
)
に、(この
女房
(
かみ
)
さんなら
茶
(
ちや
)
も
熱
(
あつ
)
い)——一
椀
(
わん
)
を
喫
(
きつ
)
し、
博士
(
はかせ
)
たちと一
息
(
いき
)
して、まはりの
草
(
くさ
)
の
広場
(
ひろば
)
を、ぢつと
視
(
み
)
ると、
雨空
(
あまぞら
)
低
(
ひく
)
く
垂
(
た
)
れつゝ
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
〽聞く
辻占
(
つじうら
)
にいそいそと雲足早き
雨空
(
あまぞら
)
も、思ひがけなく吹き晴れて見かはす月の顔と顔……
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
時
(
とき
)
に、こよひの
月
(
つき
)
は、
雨空
(
あまぞら
)
に
道行
(
みちゆ
)
きをするやうなのではない。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“雨”で始まる語句
雨
雨戸
雨滴
雨露
雨風
雨漏
雨傘
雨乞
雨樋
雨垂