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間髪
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かんぱつ
ふりがな文庫
“
間髪
(
かんぱつ
)” の例文
旧字:
間髮
神変夢想流の
鷹
(
たか
)
の
羽
(
は
)
使い——鷹の翼を撃つがごとく、左右を一気に払って
間髪
(
かんぱつ
)
を入れない栄三郎、もはや今は近よる者もないと見て
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
『おいっ、
獅子丸
(
ししまる
)
』と、わざと呼んだ。おもしろ半分に、松明を振りうごかしてばかりいた小冠者は、清盛の
濁音
(
だくおん
)
をはね返して、
間髪
(
かんぱつ
)
に、答えた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
出発前、望月大尉と打合わせてきたところでは、異変が起りかけたら、敵の姿が見えようと見えまいと、
間髪
(
かんぱつ
)
をいれず、機銃で猛射をすることにしてあった。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
私は
咄嗟
(
とっさ
)
に廻れ右をして、
間髪
(
かんぱつ
)
を入れず、親爺の頬っぺたを殴りつけた。親爺は眼をぱちくりさせ、「あ、ぶった。ぶった。」と
頓狂
(
とんきょう
)
な悲鳴をあげて、私の胸倉に取りついた。
安い頭
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
間髪
(
かんぱつ
)
を
容
(
い
)
れず蘭堂も同じドアから飛込む。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
間髪
(
かんぱつ
)
の違いだった。
流行暗殺節
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
その嵐のような歓呼の
絶頂
(
ぜっちょう
)
に、わが歌姫赤星ジュリアはパッタリ舞台に倒れて虫の息となってしまった。
間髪
(
かんぱつ
)
を入れず、舞台監督の機転で、大きな
緞帳
(
どんちょう
)
がスルスルと下りた。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると
間髪
(
かんぱつ
)
を入れず、五十嵐の方が風船をフットボールから
外
(
はず
)
すと、素早くお椀みたいなのを裏返しにして、もう一度フットボールの上に載せる、すると反対の側の風船の肛門が出てくるから
柿色の紙風船
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
……
筆勢
(
ひっせい
)
あまって
嚇
(
おど
)
し文句を
連
(
つら
)
ねてはみたが、ここで金博士が、
間髪
(
かんぱつ
)
を
容
(
い
)
れず、顔にあたった
大蜘蛛
(
おおぐも
)
を払いのけ、きゃあとかすうとかいってくれれば、作者も
張合
(
はりあい
)
があるのであるが、当の博士は
毒瓦斯発明官:――金博士シリーズ・5――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは、
間髪
(
かんぱつ
)
をいれない瞬間の出来事でありました。
怪塔王
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と、
間髪
(
かんぱつ
)
をいれず、
轟然
(
ごうぜん
)
と銃声一発。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“間”で始まる語句
間
間違
間際
間々
間諜
間柄
間近
間隙
間道
間隔