“かんぱつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煥発52.9%
間髪32.4%
喚発5.9%
渙発5.9%
間髮2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうは、好意を謝して、半月ほど逗留とうりゅうしていた。その間に、彼の多芸や才気煥発かんぱつな質を見たものか、ある日、とうが紹介状を書いて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『おいっ、獅子丸ししまる』と、わざと呼んだ。おもしろ半分に、松明を振りうごかしてばかりいた小冠者は、清盛の濁音だくおんをはね返して、間髪かんぱつに、答えた。
あいだに! ウワアッと! 喚発かんぱつした悲叫は、左膳か、それとも栄三郎か?
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「今は大詔の渙発かんぱつを待つだけだ」
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
平次は間髮かんぱつを容れずに訊き返しましたが、その時はもう、この娘の唇は、地獄の門のやうに堅くとざされてゐたのです。