トップ
>
銀金具
>
ぎんかなぐ
ふりがな文庫
“
銀金具
(
ぎんかなぐ
)” の例文
宗助
(
そうすけ
)
は
銀金具
(
ぎんかなぐ
)
の
付
(
つ
)
いた
机
(
つくゑ
)
の
抽出
(
ひきだし
)
を
開
(
あ
)
けて
頻
(
しきり
)
に
中
(
なか
)
を
檢
(
しら
)
べ
出
(
だ
)
したが、
別
(
べつ
)
に
何
(
なに
)
も
見付
(
みつ
)
け
出
(
だ
)
さないうちに、はたりと
締
(
し
)
めて
仕舞
(
しま
)
つた。
夫
(
それ
)
から
硯箱
(
すゞりばこ
)
の
葢
(
ふた
)
を
取
(
と
)
つて、
手紙
(
てがみ
)
を
書
(
か
)
き
始
(
はじ
)
めた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
黒棚
(
くろだな
)
、
御廚子
(
みずし
)
、
三棚
(
みつだな
)
の
堆
(
うずたか
)
きは、われら
町家
(
ちょうか
)
の
雛壇
(
ひなだん
)
には
些
(
ち
)
と
打上
(
うちあが
)
り過ぎるであろう。
箪笥
(
たんす
)
、
長持
(
ながもち
)
、
挟箱
(
はさみばこ
)
、
金高蒔絵
(
きんたかまきえ
)
、
銀金具
(
ぎんかなぐ
)
。小指ぐらいな
抽斗
(
ひきだし
)
を開けると、中が
紅
(
あか
)
いのも美しい。
雛がたり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
銀金具
(
ぎんかなぐ
)
の
厚
(
あつ
)
いのが
打
(
う
)
つてあつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
宗助は
銀金具
(
ぎんかなぐ
)
の付いた机の
抽出
(
ひきだし
)
を開けてしきりに中を
検
(
しら
)
べ出したが、別に何も見つけ出さないうちに、はたりと
締
(
あきら
)
めてしまった。それから
硯箱
(
すずりばこ
)
の
葢
(
ふた
)
を取って、手紙を書き始めた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
“銀金具”で始まる語句
銀金具物