トップ
>
酒色
>
しゅしょく
ふりがな文庫
“
酒色
(
しゅしょく
)” の例文
有志といえる
偽豪傑連
(
にせごうけつれん
)
よりは、
酒色
(
しゅしょく
)
を以て
誘
(
いざな
)
われ、その高利の借金に対する証人または
連借人
(
れんしゃくにん
)
たる事を承諾せしめられ、
果
(
はて
)
は
数万
(
すまん
)
の借財を
負
(
お
)
いて両親に
譴責
(
けんせき
)
せられ
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
あの
酔漢
(
よっぱらい
)
は
丸山本妙寺
(
まるやまほんみょうじ
)
中屋敷に住む人で、元は
小出
(
こいで
)
様の御家来であったが、
身持
(
みもち
)
が悪く、
酒色
(
しゅしょく
)
に
耽
(
ふけ
)
り、
折々
(
おり/\
)
は
抜刀
(
すっぱぬき
)
などして人を
威
(
おど
)
かし乱暴を働いて
市中
(
しちゅう
)
を
横行
(
おうぎょう
)
し、
或時
(
あるとき
)
は料理屋へ
上
(
あが
)
り込み
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
さて
持
(
も
)
てきし
薬
(
くすり
)
など
服
(
ふく
)
して、木村氏のもとにありしが、いつまでも手を
空
(
むなし
)
くしてあるべきにあらねば、月給八円の
雇吏
(
やとい
)
としぬ。その頃より六郎
酒色
(
しゅしょく
)
に
酖
(
ふけ
)
りて、木村氏に
借銭
(
しゃくせん
)
払わすること
屡々
(
しばしば
)
なり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
長い間の
酒色
(
しゅしょく
)
、
放埒
(
ほうらつ
)
のむくいからか、彼女の体は自由がきかなくなっていた。それでも彼女の
奢
(
おご
)
りの癖は、吉原の老妓や、名古屋料理店の
大升
(
だいます
)
の娘たちなどを、入びたりにさせ、機嫌をとらせていた。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“酒色”の意味
《名詞》
酒色(しゅしょく)
飲酒することと女遊びをすること。
(出典:Wiktionary)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽