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配
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あしら
ふりがな文庫
“
配
(
あしら
)” の例文
枯木の幹を横さまに、その周囲に七つ八つの椎茸を描いたもので、円い太腿をした蟋蟀が二つ
配
(
あしら
)
ってあった。
艸木虫魚
(新字新仮名)
/
薄田泣菫
(著)
硝子戸
(
ガラスど
)
のはまった
格子
(
こうし
)
の出窓の外が、三尺ばかり八ツ手や青木の植込みになっており、黒石などを
配
(
あしら
)
ってあったが、何か自分のことらしいので、銀子は足を止めて耳を澄ましていたが
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
銀髪のロダン夫人が
白茶
(
しらちや
)
色にダンテルを
配
(
あしら
)
つた
寛
(
ゆた
)
かな一種のロオブを着て玄関の
石階
(
いしばし
)
を降りて来られた。
何時
(
いつ
)
か写真版で見た事のあるロダン翁の製作の夫人の像
其儘
(
そのまゝ
)
の
鬢
(
びん
)
の
膨
(
ふくら
)
ませ
様
(
やう
)
だと思つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
新しい近江八景を選ぶのもいゝが、何処かに一つ
宛
(
づつ
)
雁
(
がん
)
や雨やを
配
(
あしら
)
つて欲しいものだ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
何でも
襖障子
(
ふすましやうじ
)
一面に葦と
雁
(
かり
)
とを
描
(
か
)
き、所々に
鴈
(
かり
)
が
羽叩
(
はばたき
)
して水を
飛揚
(
とびあが
)
つてゐるのを
配
(
あしら
)
つた上、天井には
雁
(
かり
)
の飛ぶのを下から見上げた姿に、
鴈
(
かり
)
の腹と翼の裏を
描
(
か
)
いて
居
(
を
)
つたといふので名高かつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“配”を含む語句
心配
配偶
配合
気配
分配
配下
支配人
配慮
目配
配偶者
手配
眼配
年配
配達
御心配
差配人
郵便配達
氣配
配分
勾配
...