那様そん)” の例文
旧字:那樣
那様そんことつてうする、貴様きさまうばつてつたおれ女房にようばうの、町処ちやうところまでつてるではいか。」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やまも、はてしなき雨夜あめよなかへ、ふとまどけて、ぎんなべかざしたら、きらりと半輪はんりんつきつて二三じやくらすであらう。……実際じつさい、ふと那様そんがしたのであつた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)