)” の例文
まもなく、五、六にんれの乱暴者らんぼうものがやってきました。そして、いきなり、きたならしいふうをしたあわれな子供こどもをなぐりつけました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さっき、三浦屋の使いが来て、江戸のじょうるり語りが家内六人れで泊まっていますから、本陣の旦那だんなにもお出かけくださいッて、そう言って行きましたよ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
なかでも、いちばんこころをひかれたのは、もう、七、八ねんまえになるが、五、六にんれの旅芸人たびげいにんが、あるいそいでここのみなとから、ふねって出立しゅったつしたときのことであります。
海と少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)