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りよう
春は
櫻の
賑ひよりかけて、なき
玉菊が
燈籠の
頃、つゞいて
秋の
新仁和賀には十
分間に
車の
飛ぶ
事此通りのみにて七十五
輛と
數へしも、二の
替りさへいつしか
過ぎて
春は桜の
賑ひよりかけて、なき玉菊が
燈籠の頃、つづいて秋の
新仁和賀には十分間に車の飛ぶ事この通りのみにて七十五
輛と数へしも、二の替りさへいつしか過ぎて
二人は
櫻が
岡に
昇りて
今の
櫻雲臺が
傍近く
來し
時、
向ふより五六
輛の
車かけ
聲いさましくして
來るを、
諸人立止まりてあれ/\と
言ふ、
見れば
何處の
華族樣なるべき、
若き
老ひたる
扱き
交ぜに