りよう)” の例文
はるさくらにぎわひよりかけて、なき玉菊たまぎく燈籠とうろうころ、つゞいてあき新仁和賀しんにわがには十ぷんかんくるまこと此通このとほりのみにて七十五りようかぞへしも、二のかわりさへいつしかぎて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
春は桜のにぎわひよりかけて、なき玉菊が燈籠とうろうの頃、つづいて秋の新仁和賀しんにわかには十分間に車の飛ぶ事この通りのみにて七十五りようと数へしも、二の替りさへいつしか過ぎて
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二人ふたりさくらをかのぼりていま櫻雲臺をううんだい傍近そばちかときむかふより五六りようくるまかけこゑいさましくしてるを、諸人しよにん立止たちどまりてあれ/\とふ、れば何處いづこ華族樣くわぞくさまなるべき、わかひたるぜに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)