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賜
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し
ふりがな文庫
“
賜
(
し
)” の例文
子貢問いて曰く、
賜
(
し
)
や如何と。子曰く、汝は
器
(
うつわ
)
なりと。曰く、何の器ぞやと。曰く、
瑚璉
(
これん
)
なりと。——公冶長篇——
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
子、子貢に
謂
(
かた
)
って曰く、汝回と
孰
(
いず
)
れか
愈
(
まさ
)
れる。
対
(
こた
)
えて曰く、
賜
(
し
)
は何を
敢
(
あ
)
えて回を望まん、回は一を聞いて以て十を知る、賜は一を聞いて以て二を知るのみ。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
農夫と督耕者と農に益ある禽獣を饗せしは仁の至義の尽なりと『礼記』に
讃
(
ほ
)
めて居る、
子貢
(
しこう
)
蜡を観る、孔子曰く
賜
(
し
)
や
栄
(
たのし
)
きか、
対
(
こた
)
えて曰く一国の人皆狂せるごとし、賜その楽しさを知らざるなり
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「
賜
(
し
)
よ、お前はいいところに気がついた。それでこそ共に詩を談ずる資格があるのだ。君は一つのことがわかると、すぐつぎのことがわかる人物だね。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
子曰く、
賜
(
し
)
や始めて
与
(
とも
)
に詩をいうべきなり、これに
往
(
す
)
ぎにしことをつぐれば来たらんことをも知るものなり。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
▼ もっと見る
孔子は、門人を呼ぶに、名を呼んで決して
字
(
あざな
)
を呼ばない。(例えば子貢を
賜
(
し
)
と呼び、子路を
由
(
ゆう
)
と呼ぶが如く)
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
孔子曰く、君子
固
(
もと
)
より窮す。小人窮すればすなわち
濫
(
ぬす
)
(窃)む。子貢、色を
作
(
な
)
す。孔子曰く、
賜
(
し
)
よ、
爾
(
なんじ
)
、予を以て多く学びて識れる
者
(
ひと
)
となすか。曰く、
然
(
しか
)
り、
非
(
しから
)
ざるか。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
子貢曰く、詩に云う、
切
(
せつ
)
するが如く、
磋
(
さ
)
するが如く、
琢
(
たく
)
するが如く、
磨
(
ま
)
するが如しとは、其れ
斯
(
こ
)
れを之れ謂うかと。子曰く、
賜
(
し
)
や、始めて
与
(
とも
)
に詩を言うべきのみ。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「
賜
(
し
)
はもうすいぶん賢い男になったらしい。私にはまだ他人の批評などやっているひまはないのだが。」
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
賜
(
し
)
はまだ天命に安んじないで、財を作るのにかなり骨を折っているようだ。しかし、判断は正しいし、考えさえすれば、道にはずれるようなことはめったにないだろう。
現代訳論語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
賜
常用漢字
中学
部首:⾙
15画
“賜”を含む語句
賜物
下賜
賞賜
賜緋魚袋
賜暇
賜酒
恩賜
賜餐
御下賜
賜謁
南置賜
頒賜
賜盃
賜宴
置賜
御賜
御賜鳩杖
周夷王所賜
天賜
寵賜
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