“瑚璉”の読み方と例文
読み方割合
これん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子貢問いて曰く、賜（し）や如何と。子曰く、汝は器（うつわ）なりと。曰く、何の器ぞやと。曰く、瑚璉（これん）なりと。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) ／ 下村湖人(著)
女臭いところの嫌ひな自分の傍にゐる女が一層枯木の姿になるのはさつぱりするからだつた。そのとき妻は、尼らしい名をつけて呉（く）れと頼むのですこし思案して『瑚璉（これん）』とつけてやつた。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) ／ 岡本かの子(著)
当（まさ）に　瑚璉（これん）の器（き）となるべし。
運命 (新字新仮名) ／ 幸田露伴(著)