“豫言(よげん)” の例文
新字:予言
しかしそのとき、私の裡(うち)なる聲は、私にそれが出來ると斷言し、なほさうすべきだと豫言(よげん)した。私は、自分自身の決心と爭つた。
との豫言(よげん)は、偶然(ぐうぜん)にも其通(そのとう)りになつて、是等(これら)の寳物(たからもの)があつたばかりに、昨夜(さくや)は印度洋(インドやう)の惡魔(あくま)と世(よ)にも恐(おそ)る可(べ)き大海賊(だいかいぞく)の襲撃(しうげき)を蒙(かうむ)り、船(ふね)は沈(しづ)み、夫人(ふじん)は行衞(ゆくえ)を失(うしな)ひ
其(その)夜(よ)に出帆(しゆつぱん)した弦月丸(げんげつまる)は、不思議(ふしぎ)にも、豫言(よげん)の通(とう)りに印度洋(インドやう)の沖(おき)に沈沒(ちんぼつ)して、妾(わたくし)が英國(エイこく)郵便船(ゆうびんせん)に救(すく)はれて、再(ふたゝ)び子ープルスの家(いへ)に歸(かへ)つた時(とき)には、亞尼(アンニー)の姿(すがた)は既(すで)に見(み)えませんでした。