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豪儀
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ごうぎ
ふりがな文庫
“
豪儀
(
ごうぎ
)” の例文
そこへ行くとS君の方は東京から大阪とか、奈良とか気の向き次第どこへでも勝手に引越しができるというんだから、
豪儀
(
ごうぎ
)
なもんです
贋物
(新字新仮名)
/
葛西善蔵
(著)
弥八 ふんどし担ぎめ、
豪儀
(
ごうぎ
)
そうな口を
听
(
き
)
くない。さあ野郎、俺と一緒に
利根川沿
(
とねがわべり
)
へこい、二、三番揉んだ揚句、川の中へ飛び込ませてやる。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
「葭町へ出るのか。そいつア
豪儀
(
ごうぎ
)
だ。子供の時からちょいと口のききようのませた、
好
(
い
)
い
娘
(
こ
)
だったよ。今夜にでも遊びに来りゃアいいに。ねえ、お豊。」
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
依右衛門、金さえ
積
(
つ
)
めば、どんな無理でも通ると思って居るから
豪儀
(
ごうぎ
)
でしょう、目黒の尼——通善の親許から嫁入先へ、存分な付け届けをしたから、プツリとも文句を
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
おや/\
前勘
(
まへかん
)
か。
否
(
いな
)
、
然
(
さ
)
うでない。……
特
(
とく
)
、
一
(
いち
)
、
二
(
に
)
、
三等
(
さんとう
)
の
相場
(
さうば
)
づけである。
温泉
(
をんせん
)
の
雨
(
あめ
)
を
掌
(
たなごころ
)
に
握
(
にぎ
)
つて、
我
(
わ
)
がものにした
豪儀
(
ごうぎ
)
な
客
(
きやく
)
も、ギヨツとして、
此
(
こ
)
れは
悄氣
(
しよげ
)
る……
筈
(
はず
)
の
處
(
ところ
)
を……
又
(
また
)
然
(
さ
)
うでない。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「それァ
豪儀
(
ごうぎ
)
だ。ついでだ、ちょいと
拝
(
おが
)
ませな」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
“豪儀”の意味
《名詞》
強情。頑固。
程度が甚だしいこと。
非常に良いこと。
(出典:Wiktionary)
豪
常用漢字
中学
部首:⾗
14画
儀
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“豪”で始まる語句
豪
豪奢
豪傑
豪宕
豪家
豪気
豪胆
豪邁
豪勢
豪雨