“ごうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豪気45.8%
豪儀25.0%
強気16.7%
合議4.2%
敖戯4.2%
豪義4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いろいろなものに利きますよ。何でもいいてえんだからね。豪気ごうぎだあね」と云ったのはせた黄瓜きゅうりのような色と形とを兼ね得たる顔の所有者である。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
弥八 ふんどし担ぎめ、豪儀ごうぎそうな口をくない。さあ野郎、俺と一緒に利根川沿とねがわべりへこい、二、三番揉んだ揚句、川の中へ飛び込ませてやる。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
「てめえが島から帰ったのち、甲府あたりの寺に巣を食ッているというこたあ耳にしていたが、こんな古寺でも、一ヵ寺の住持に坐りこんでいるのは強気ごうぎなものだ」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その腹心は鎌足であり、全ては二人の合議ごうぎの上で行われたものであった。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
時勢は切迫せり、に内にみずかおそるるもの有るか、そもそもすでに自ら立ち、吾の論においてくみせざること有るか。逸遊いつゆう敖戯ごうぎして学業を荒廃するは、則ち弥二の才、決して然らざるなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「なに這入れる? 豪義ごうぎな事を云うない」
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)