“がうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豪儀50.0%
強気12.5%
強氣12.5%
豪気12.5%
豪氣12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葭町よしちやうへ出るのか。そいつア豪儀がうぎだ。子供の時からちよいと口のきゝやうのませた、だつたよ。今夜こんやにでも遊びに来りやアいゝに。ねえ、おとよ。」と宗匠そうしやうは急に元気づいたが
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
かうして死ぬるのは実に強気がうぎな死にやうだと存じました。神のお定め下すつた、こんな運命に出逢つてゐて、自分一人の身の上の小利害なんぞを考へるのは、余り馬漉らしいことだと存じました。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
つれて山崎町へゆき懸合かけあふ事にせんと申すに後藤も是非々々同道すべしと云ふゆゑ長兵衞八五郎は甚だ心配なしもし先生を同行して行時ゆくときは餘り強氣がうぎなる事をして大騷動おほさうどう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それは仕方が無いとあきらめるから、お前は何もないで宜いから唯横町の組だといふ名で、威張つてさへくれると豪気がうぎ人気じんきがつくからね、己れはこんな無学漢わからずやだのにお前はものが出来るからね
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
けてもいのさ、れは仕方しかたいとあきめるから、おまへなにないでいからたゞ横町よこてうくみだといふで、威張ゐばつてさへれると豪氣がうぎ人氣じんきがつくからね
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)