“がうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剛気40.0%
強氣20.0%
剛毅20.0%
豪気20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此兄弟剛気がうきなるものゆゑかの光り物を見きはめ、もし妖怪ばけものならば退治たいぢして村のものどもがきもをひしがんとて、ある夜兄弟かしこにいたりしに、をりしも秋の頃水もまさりし川づらをみるに
取より早くオヽ合點がつてんと受止つゝ強氣がうき無慚むざんに打合に年は寄ても我慢がまんの九郎兵衞茲に專途せんどと戰へども血氣けつきさかんの曲者に薙立なぎたてられて堪得たまりえず流石の九郎兵衞蹣々よろ/\よろめく處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
受よと双方より詰寄るは是なんお花友次郎忠八等の三人なり其時吾助ははつおどろきしが元來強氣がうき曲者くせものなれば呵々から/\と打笑ひヤア小癪こしやくなり我を敵と云汝等こそ兄親の目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一代身上を築いた嘉兵衞は意志の權化のやうな剛毅がうきな男ですが、今晩はすつかりに返つて、兎もすれば湧く涙を拭ふばかりです。
此の婚礼に就いて在所の者が、先住のためしを引いて不吉ふきつな噂を立てるので、豪気がうき新住しんじう境内けいだいの暗い竹籔たけやぶ切払きりはらつて桑畑にしまつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)