調そろ)” の例文
注文に応じて作品が調そろえられるのである。これが極端にまで行くと更に芸術の御座敷性にまで落ちて行く。
「壇」の解体 (新字新仮名) / 中井正一(著)
ふん一時いつときと、此方こつち呼吸いきをもめてますあひだ——で、あま調そろつた顏容かほだちといひ、はたしてこれ白像彩塑はくざうさいそで、ことか、仔細しさいあつて、べう本尊ほんぞんなのであらう、とおもつたのです。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)