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見顕
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みあら
ふりがな文庫
“
見顕
(
みあら
)” の例文
旧字:
見顯
歩かされて、城下の
女
(
おんな
)
子
(
こ
)
どもにまで、この顔をありありと見覚えられては、どう
身扮
(
みなり
)
を変えても次にはすぐ
見顕
(
みあら
)
わされてしまう
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いゝ正月をしようと思った所が、打って違って山出しの多助の野郎に
見顕
(
みあら
)
わされたから、もう破れかぶれだ、さア突き出せ/\
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いよいよ頭中将であることがわかるとおかしくなって、抜いた太刀を持つ
肱
(
ひじ
)
をとらえてぐっとつねると、中将は
見顕
(
みあら
)
わされたことを残念に思いながらも笑ってしまった。
源氏物語:07 紅葉賀
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
驚くべきを
見顕
(
みあら
)
はさずに。
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
多助が
見顕
(
みあら
)
わしたのは腹も立つだろうが、そんな事を云っても仕様がないから、私が得心の上で廿両上げよう、騙ったと云えばお前の罪も重くなり
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
然るに此の
度
(
たび
)
其許に我等の悪事を
見顕
(
みあら
)
わされ誠に慚愧の至り、さりながら同類の手前何分捨て置きがたく、是非なく真堀の定蓮寺へ気絶の儘埋葬いたすなり
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
手前
(
てまえ
)
にそう
見顕
(
みあら
)
わされて誠に困ったが、金を
遣
(
や
)
るから急いで
足利在
(
あしかゞざい
)
まで引いてくれ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
清水の旦那の
仇
(
あだ
)
を
復
(
かえ
)
さずに置くものか、と
切歯
(
はぎしり
)
をしながら其の
夜
(
よ
)
は帰宅致しまして、十二月五日の
夜
(
よ
)
明店
(
あきだな
)
に忍んで井生森又作の様子を
探
(
さぐ
)
り、
旧悪
(
きゅうあく
)
を
見顕
(
みあら
)
わすという所はちょっと
一息
(
ひといき
)
つきまして
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わっち
)
ア道連の小平という胡麻の
灰
(
へえ
)
で、実は少し訳があって此の書付が手に
入
(
へい
)
ったから、八十両まんまと
騙
(
かた
)
り取ろうと思った処が、山出しの多助の野郎に
見顕
(
みあら
)
わされ、
化
(
ばけ
)
の皮が
顕
(
あら
)
われてしまったから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
山「屹度それに相違ない、何うかして
見顕
(
みあら
)
わして遣りたいもの」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
顕
常用漢字
中学
部首:⾴
18画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当