見合みあい)” の例文
見合みあいとき良人おっと服装ふくそうでございますか——服装ふくそうはたしか狩衣かりぎぬはかま穿いて、おさだまりの大小だいしょう二腰ふたこし、そしてには中啓ちゅうけいってりました……。
昨夜から考えていること、彼女にむかって、何と最初にいいだせばいいだろう? ——深水から話があって、きょう三吉は彼女と「見合みあい」するのである。
白い道 (新字新仮名) / 徳永直(著)
十月はじめに、双方の見合みあいも型のごとく済んで、この縁談はめでたくまとまった。但しお妻は十九の厄年であるので、輿入こしいれは来年の春として、年内に結納の取交せをすませることになった。
経帷子の秘密 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それについてひめすこしくお言葉ことばにごしてられましたが、うやら小碓命様おうすのみことさまのその御立寄おたちよりかならずしも不意打ふいうちではなく、かねてときみかどから御内命ごないめいがあり、わば橘姫様たちばなひめさまとお見合みあいめに