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衣
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もの
ふりがな文庫
“
衣
(
もの
)” の例文
「これ、やかましいお話は後ほどになさらぬか。そして、早く御方様を連れて、お
召
(
めし
)
の
衣
(
もの
)
、お風呂の支度など、急がねばお体に
触
(
さわ
)
りますぞえ」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……ホ、ホ、ホ、ホ、そういうたとて、
名古屋山三
(
なごやさんざ
)
や政宗どの程な晴れ着でもない、ただ
垢
(
あか
)
がついていぬというだけの
衣
(
もの
)
、さあ世話をやかせずに袖を通してみなされ
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朝
(
あした
)
に笑顔で出て、夕方には死体で帰るかもしれない侍奉公の
嗜
(
たしな
)
みとして、きょうも、下帯から肌着まで、
垢
(
あか
)
のつかない
衣
(
もの
)
を着ていたということが、支度に退がる彼の心を、その時ふと
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ほのかではあるが——
下手
(
へた
)
なお化粧ではあるが——匂わしいものがただよっていたし、小袖は烏丸家から戴いたという紅梅地に、白と緑の桃山
刺繍
(
ぬい
)
が散っている
初春
(
はる
)
らしい
衣
(
もの
)
であった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
潘金蓮
(
はんきんれん
)
は、おろおろと膝の上の
縫
(
ぬ
)
いかけ
衣
(
もの
)
を床に
曳
(
ひ
)
いて、西門慶の前へ立った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
昨夜
(
ゆうべ
)
あたり、五条の近くまで、用たしに出ると、
磧
(
かわら
)
に、斬られたか、飢え死にしている死骸の着ている
衣
(
もの
)
を、あさましや、野武士か、
菰僧
(
こもそう
)
か、ようわかりませぬが、二、三人して、あばき合って
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“衣”の意味
《名詞: ja》
(ころも)
(出典:Wiktionary)
“衣”の解説
料理において衣(ころも)とは揚げ物や和え物などで食材の周りに付けるものである。
(出典:Wikipedia)
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“衣”を含む語句
衣服
上衣
衣裳
襯衣
白衣
胴衣
寛衣
被衣
衣類
御衣
法衣
白襯衣
単衣
浴衣
衣嚢
更衣
衣装
短衣
胸衣
寝衣
...