“潘金蓮”の読み方と例文
読み方割合
はんきんれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巡り会った弟を連れて帰ったよろこびで、武大ぶだはただもうころころしている。さっそく女房の潘金蓮はんきんれんへも鼻高々とひきあわせた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
梅紅羅ばいこうら軟簾なんれんの中に、今夜こんやも独り眠つてゐる、淫婦潘金蓮はんきんれんあやしい夢。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これまでずいぶん、街の商売妓しょうばいおんなにはきたえられてきた西門慶だが、チラと見染めた潘金蓮はんきんれんだけには、全くどうかしてしまっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)