つゝ)” の例文
仲の善い夫婦で、思いに思った仲でございますから、おまんまを食べても物をつゝき合って食べるが面白いという間柄です。三八も馴染だから
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
最後さいごに、かたかしら一團いちだんつたとおもふと——隊長たいちやうおもふのが、つゝおもてそむけましたとき——いらつやうに、自棄やけのやうに、てん/″\に、一齊いちどき白墨チヨオクげました。ゆきむらがつてるやうです。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と、しろいものをつゝつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)