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花瓶
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くわへい
ふりがな文庫
“
花瓶
(
くわへい
)” の例文
雑然としてあちこちに置かれてある置物や豹の皮や、時計や
花瓶
(
くわへい
)
などが、彼の交際範囲を説明するに十分参考になるものであつた。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
花屋
(
はなや
)
へ這入つて、大きな
白百合
(
しろゆり
)
の
花
(
はな
)
を沢山
買
(
か
)
つて、
夫
(
それ
)
を
提
(
さ
)
げて、
宅
(
うち
)
へ
帰
(
かへ
)
つた。
花
(
はな
)
は
濡
(
ぬ
)
れた儘、
二
(
ふた
)
つの
花瓶
(
くわへい
)
に
分
(
わ
)
けて
挿
(
さ
)
した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
蘭軒は又茶山に
花瓶
(
くわへい
)
を贈つた。前詩の次に「同前贈一花瓶」として一絶がある。「天涯別後奈相思。駅使梅花有謝期。今日贈君小瓶子。插芳幾歳侍吟帷。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
代助は
花瓶
(
くわへい
)
の
右手
(
みぎて
)
にある
組
(
く
)
み
重
(
かさ
)
ねの
書棚
(
しよだな
)
の
前
(
まへ
)
へ行つて、
上
(
うへ
)
に載せた重い写真帖を取り
上
(
あ
)
げて、
立
(
た
)
ちながら、
金
(
きん
)
の
留金
(
とめがね
)
を
外
(
はづ
)
して、一枚二枚と
繰
(
く
)
り始めたが、中頃迄
来
(
き
)
てぴたりと
手
(
て
)
を
留
(
と
)
めた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
花瓶
(
くわへい
)
は日々坐右におき、今日は
杜若
(
かきつばた
)
二りんいけゐ申候。四季ざき也。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“花瓶”の意味
《名詞》
花を生かす(活かす)ための、壺形や筒形の瓶や壺。銅製、陶磁製、ガラス製、金属製など様々な種類がある。
生花をさしいける容器。
仏前に花を供えるための仏具。
(出典:Wiktionary)
“花瓶”の解説
花瓶(かびん)は切花を挿す目的で用いられる容器(花器)である。一般には置物であるが、壁に掛けて用いるものは掛け花瓶という。なお、花器の花篭には花瓶と一体になっているものと分離しており内部に花瓶を収めるものとがある。
(出典:Wikipedia)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
“花”で始まる語句
花
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車
花卉