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至誠
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しせい
ふりがな文庫
“
至誠
(
しせい
)” の例文
で、十竹の報告を得ると、かれは、天意というか、
天縁
(
てんえん
)
というか、自分の
至誠
(
しせい
)
があるものにとどいたようなここちがして、あくる朝
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
始終私どもの講義を聞いて、
茲
(
ここ
)
にはじめて神の正しく
儼存
(
げんぞん
)
し
玉
(
たま
)
ううえは、
至誠
(
しせい
)
を
以
(
も
)
ってこれを信じその道を尽し、その法を修めんには
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
あの乃木さんの死というものは
至誠
(
しせい
)
より
出
(
い
)
でたものである。けれども一部には悪い結果が出た。それを真似して死ぬ奴が大変出た。
模倣と独立
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
〔譯〕
雲煙
(
うんえん
)
は
已
(
や
)
むことを得ざるに
聚
(
あつま
)
る。
風雨
(
ふうう
)
は已むことを得ざるに
洩
(
も
)
る。
雷霆
(
らいてい
)
は已むことを得ざるに
震
(
ふる
)
ふ。
斯
(
こゝ
)
に以て
至誠
(
しせい
)
の
作用
(
さよう
)
を
觀
(
み
)
る可し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
しかし
人間
(
にんげん
)
の
至誠
(
しせい
)
と
申
(
もう
)
すものは、
斯
(
こ
)
うした
場合
(
ばあい
)
に
大
(
たい
)
した
働
(
はたら
)
きをするものらしく、くしびな
神
(
かみ
)
の
力
(
ちから
)
が
私
(
わたくし
)
から
娘
(
むすめ
)
に、
娘
(
むすめ
)
から
小供
(
こども
)
へと一
道
(
だう
)
の
光
(
ひかり
)
となって
注
(
そそ
)
ぎかけ
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
同志たちの
至誠
(
しせい
)
が天に通じてこの人をいま地に
降
(
くだ
)
し給うかとさえ思われて、神助へ手を合わせたいほどだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「君は、吾輩が
至誠
(
しせい
)
病院で
斃
(
たお
)
れたことを覚えているだろう」
雨夜草紙
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“至誠(
真心
)”の解説
真心(まごころ)は、偽り・飾りや迷い・疑いなどのない真実の心や気持ちのこと。至誠・誠意。「真心を込める」「真心を尽くす」といったように使われる。
(出典:Wikipedia)
至
常用漢字
小6
部首:⾄
6画
誠
常用漢字
小6
部首:⾔
13画
“至誠”で始まる語句
至誠心