“至誠心”の読み方と例文
読み方割合
しじょうしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが国にむまれんとおもわんものは。三種さんじゅの心をおこしてすなわち往生す。なにをか三とする。一には至誠心しじょうしん。二には深心しんじん。三には廻向発願心えこうほつがんしんなり。三心を具せるものは。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
至誠心しじょうしんと申候。この心のまことにて。念仏すれば臨終に来迎らいごうすという事を。一心もうたがわぬ方を。深心じんしんとは申し候。このうえわが身もかのつちへむまれんとおもい。行業ぎょうごうをも往生のためとむくるを。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)