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羣臣
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ぐんしん
燕王辞すること再三、諸王
羣臣、
頓首して固く請う。王
遂に
奉天殿に
詣りて、皇帝の位に即く。
昔鄭の
武公、
胡を
伐たんと
欲し、
廼ち
(一〇二)其子を
以て
之に
妻せたり。
因つて
羣臣に
問うて
曰く、「
吾、
兵を
用ひんと
欲す、
誰か
伐つ
可き
者ぞ」と。
關其思曰く、「
胡伐つ
可し」と。
昔
高帝升遐したもう時、
遺篋あり、大難に臨まば
発くべしと
宣いぬ。謹んで
奉先殿の左に収め奉れりと。
羣臣口々に、
疾く
出すべしという。
宦者忽にして一の
紅なる
篋を
舁き
来りぬ。