“宦者”の読み方と例文
読み方割合
かんじゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから間もなく、帝の恩寵をこうむっている宦者かんじゃが何か親族の罪に連坐れんざして、遠い南の国へ流しやられることになった。
稿をつづけていくうちに、宦者かんじゃとか閹奴えんどとかいう文字を書かなければならぬところに来ると、彼は覚えずうめき声を発した。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
トルコのソリマン二世一日睾丸抜いた牡馬が戯るるを宦者かんじゃも丸を去ったばかりでは不安心とて、その根部を切り尽さしめ後帝世々その制を沿襲した。