トップ
>
宦者
>
かんじゃ
ふりがな文庫
“
宦者
(
かんじゃ
)” の例文
それから間もなく、帝の恩寵をこうむっている
宦者
(
かんじゃ
)
が何か親族の罪に
連坐
(
れんざ
)
して、遠い南の国へ流しやられることになった。
中国怪奇小説集:08 録異記(五代)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
稿をつづけていくうちに、
宦者
(
かんじゃ
)
とか
閹奴
(
えんど
)
とかいう文字を書かなければならぬところに来ると、彼は覚えず
呻
(
うめ
)
き声を発した。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
トルコのソリマン二世一日睾丸抜いた牡馬が戯るるを
睹
(
み
)
、
宦者
(
かんじゃ
)
も丸を去ったばかりでは不安心とて、その根部を切り尽さしめ後帝世々その制を沿襲した。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
昔
高帝
(
こうてい
)
升遐
(
しょうか
)
したもう時、
遺篋
(
いきょう
)
あり、大難に臨まば
発
(
あば
)
くべしと
宣
(
のたま
)
いぬ。謹んで
奉先殿
(
ほうせんでん
)
の左に収め奉れりと。
羣臣
(
ぐんしん
)
口々に、
疾
(
と
)
く
出
(
いだ
)
すべしという。
宦者
(
かんじゃ
)
忽
(
たちまち
)
にして一の
紅
(
くれない
)
なる
篋
(
かたみ
)
を
舁
(
か
)
き
来
(
きた
)
りぬ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
宦
漢検1級
部首:⼧
9画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“宦者”で始まる語句
宦者攻撃論