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総立
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そうだ
ふりがな文庫
“
総立
(
そうだ
)” の例文
見物人
(
けんぶつにん
)
はいつか
総立
(
そうだ
)
ちになっていました。そして新吉のからだが、ファットマンの鼻の先でみごとに
救
(
すく
)
い上げられたとき、見物人はどっと声をあげてよろこびました。
曲馬団の「トッテンカン」
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
とばかり、一どに
総立
(
そうだ
)
ちになるやいなや、
民部
(
みんぶ
)
の上へ、どッとなだれを打ってきた
剣
(
つるぎ
)
の
怒濤
(
どとう
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると
長持
(
ながもち
)
の上に
寝
(
ね
)
ていた二
匹
(
ひき
)
の
猫
(
ねこ
)
が
目早
(
めばや
)
く
見
(
み
)
つけて、いきなり
飛
(
と
)
び
下
(
お
)
りて、ねずみを
追
(
お
)
い
回
(
まわ
)
しました。みんなは「あれあれ。」とさけんで、
総立
(
そうだ
)
ちになって、やがて
御殿中
(
ごてんじゅう
)
の
大
(
おお
)
さわぎになりました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
風や冬とよみ飛び立つ
大族
(
おほやから
)
総立
(
そうだ
)
つ鴨の羽ばたき凄し
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かれのみか、
丹羽昌仙
(
にわしょうせん
)
、
蚕婆
(
かいこばばあ
)
、
穴山
(
あなやま
)
の
残党
(
ざんとう
)
足助
(
あすけ
)
、
佐分利
(
さぶり
)
の二名、そのほかなみいる
野武士
(
のぶし
)
たちまで、みな
総立
(
そうだ
)
ちとなり、あさましや、
歓楽
(
かんらく
)
の席は、ただ
一声
(
ひとこえ
)
で乱脈となった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
そのほかお
小姓
(
こしょう
)
とんぼの
連中
(
れんじゅう
)
までが、
総立
(
そうだ
)
ちになって、
裏手
(
うらて
)
へまわってきそうな
気
(
け
)
ぶり。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“総”で始まる語句
総
総身
総帥
総髪
総角
総督
総出
総領
総々
総毛立