節廻ふしまは)” の例文
それに節廻ふしまはしがあれで中々なか/\込み入つてゐるんで、うしてもうま不可いかん。今度こんだ一つるから聞いて呉れ玉へ
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
不思議ふしぎや、うたつたとき白痴ばかこゑこのはなしをおきなさるお前様まへさまもとよりぢやが、わし推量すゐりやうしたとは月鼈雲泥げつべつうんでい天地てんち相違さうゐ節廻ふしまはし、あげさげ、呼吸こきふつゞところから、だいきよらかなすゞしいこゑといふもの
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)