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盍
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なん
ふりがな文庫
“
盍
(
なん
)” の例文
顔淵
季路
(
きろ
)
侍す。子曰く、
盍
(
なん
)
ぞ各
爾
(
なんじ
)
の志を言わざると。子路曰く、願わくは車馬衣
軽裘
(
けいきゅう
)
、朋友と共にし、之を
敝
(
やぶ
)
りて
憾
(
うらみ
)
無からんと。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
(ヨゼツフは童貞女の夫にして耶蘇の義父なり。)
盍
(
なん
)
ぞ薔薇を摘まざる、その
凋落
(
てうらく
)
せざるひまに。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
叔齊
(
しゆくせい
)
も
亦
(
また
)
立
(
た
)
つを
肯
(
がへ
)
んぜずして
之
(
これ
)
を
逃
(
のが
)
る。
國人
(
こくじん
)
、
其中子
(
そのちうし
)
を
立
(
た
)
つ。
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て、
伯夷
(
はくい
)
・
叔齊
(
しゆくせい
)
、
(二五)
西伯昌
(
せいはくしやう
)
善
(
よ
)
く
老
(
らう
)
を
養
(
やしな
)
ふと
聞
(
き
)
き、(曰ク)『
盍
(
なん
)
ぞ
往
(
ゆ
)
いて
歸
(
き
)
せざる』と。
至
(
いた
)
るに
及
(
およ
)
んで
西伯
(
せいはく
)
卒
(
しゆつ
)
す。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
縈繞
(
えいじょう
)
数
匝
(
そう
)
、
遽
(
にわか
)
にこれを解かしむ、血流数升、白これを
異
(
あやし
)
み、ついに紙帖中に封じ、衣箱内に
蔵
(
かく
)
す、一日客を送りて滻水に至る、出して諸客に示す、客曰く、
盍
(
なん
)
ぞ水を以てこれを試さざる
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
瓢
(
ひさご
)
や瓢やわれ汝を愛す、汝
嘗
(
かつ
)
て愛す
顔
(
がん
)
氏の賢を、
陋巷
(
ろうかう
)
に追随して楽しみを改めず、
盍
(
なん
)
ぞ美禄を得て天年を終らざる、天寿命あり汝の力にあらず、功名また
驥尾
(
きび
)
に付す、瓢や瓢やわれ汝を愛す
新潮記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
盍
漢検1級
部首:⽫
10画