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皮切
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かはきり
ふりがな文庫
“
皮切
(
かはきり
)” の例文
山田
(
やまだ
)
は
既
(
すで
)
に
其作
(
そのさく
)
を
版行
(
はんかう
)
した
味
(
あぢ
)
を知つて
居
(
ゐ
)
るが、
石橋
(
いしばし
)
と
私
(
わたし
)
とは
今度
(
こんど
)
が
皮切
(
かはきり
)
なので、
尤
(
もつと
)
も
石橋
(
いしばし
)
は前から
団珍
(
まるちん
)
などに
内々
(
ない/\
)
投書
(
とうしよ
)
して
居
(
ゐ
)
たのであつたが、
隠
(
かく
)
して見せなかつた
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
處
(
ところ
)
で
發頭人
(
ほつとうにん
)
の
手前
(
てまへ
)
、
出來
(
でき
)
ませぬまでも、
皮切
(
かはきり
)
をいたしませぬと
相成
(
あひな
)
りませんので。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
アルマ・グルツク女史といへば米国で名高い
高調子の歌手
(
ソプラノ・シンガア
)
で、
欧羅巴
(
ヨーロツパ
)
の本場
仕込
(
しこみ
)
でなくて、グランド・オペラの一流株になつたのは、女史が
皮切
(
かはきり
)
だといふ、米国ではちやきちやきの
歌手
(
うたひて
)
である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「ぢや、代さん、
皮切
(
かはきり
)
に何か御
遣
(
や
)
り」と今度は代助に云つた。代助は
人
(
ひと
)
に聞かせる程の上手でないのを自覚してゐた。けれども、そんな弁解をすると、問答が理窟
臭
(
くさ
)
く、しつこくなる
許
(
ばかり
)
だから
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
處
(
ところ
)
で
發頭人
(
ほつとうにん
)
の
手前
(
てまへ
)
、
出來
(
でき
)
ませぬまでも
皮切
(
かはきり
)
をいたしませぬと
相成
(
あひな
)
りません。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
皮
常用漢字
小3
部首:⽪
5画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“皮”で始まる語句
皮
皮膚
皮肉
皮剥
皮革
皮相
皮嚢
皮癬
皮肌
皮衣