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発見
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めつ
ふりがな文庫
“
発見
(
めつ
)” の例文
旧字:
發見
何でも相手の
銃先
(
つゝさき
)
から
遁
(
のが
)
れたい一心で、
死物狂
(
しにものぐるひ
)
に踠いてゐるうち、古い柳の根を
発見
(
めつ
)
けて、それに
縋
(
すが
)
つてやつとこさで
這
(
は
)
ひ
上
(
あが
)
る事が出来た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
忌々
(
いま/\
)
しさうに頭を
振
(
ふつ
)
て、急に
急足
(
いそぎあし
)
で
愛宕町
(
あたごちやう
)
の
闇
(
くら
)
い狭い
路地
(
ろぢ
)
をぐる/\
廻
(
まは
)
つて
漸
(
やつ
)
と
格子戸
(
かうしど
)
の小さな二
階屋
(
かいや
)
に「小川」と薄暗い
瓦斯燈
(
がすとう
)
の
点
(
つ
)
けてあるのを
発見
(
めつ
)
けた。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
其れが貢さんには、蛇の
穴
(
あな
)
を
発見
(
めつ
)
けたので
掘
(
ほ
)
らうぢや無いかと相談して居る
様
(
やう
)
に思はれた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
むかし支唐
禅師
(
ぜんじ
)
といふ坊さんが、
行脚
(
あんぎや
)
をして出羽の国へ往つた。そして
土地
(
ところ
)
の
禅寺
(
ぜんでら
)
に
逗留
(
とうりう
)
してゐるうち、その寺の
後方
(
うしろ
)
に大きな椎の木の
枯木
(
かれき
)
があるのを
発見
(
めつ
)
けた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
主人の政治学者は事によつたらあの通り
綿密
(
こまめ
)
な内田氏の事だ、案内書の本文にどこか間違でも
発見
(
めつ
)
けて、それをわざ/\気をつけに来たのではあるまいかと思つた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
政治家ほど
無益
(
やくざ
)
な者は無いが、その政治家を
取
(
と
)
り
除
(
の
)
けたら、鼠ほど
無益
(
やくざ
)
な余計者は滅多にあるまい。その鼠の征服者として猫を
発見
(
めつ
)
けた事は、アメリカ大陸の発見にも
優
(
まさ
)
る人生の重大事である。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“発見”の解説
発見(はっけん)とは、まだ知られていなかった(あるいは自分が知らなかった)物や現象、あるいは説明のしかた(理論・法則)を見つけ出すこと。英語ではdiscoveryや、findingなどを用いる。物品を新たに作るのは発明である。
(出典:Wikipedia)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“発見”で始まる語句
発見者
発見出