“階屋”の読み方と例文
読み方割合
かいや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忌々いま/\しさうに頭をふつて、急に急足いそぎあし愛宕町あたごちやうくらい狭い路地ろぢをぐる/\まはつてやつ格子戸かうしどの小さな二階屋かいやに「小川」と薄暗い瓦斯燈がすとうけてあるのを発見めつけた。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
夫人は早く起きて割烹をし、広い四階屋かいやの各室の掃除から水の用意までを一人ですまして置いて、暇があればこの鸚鵡あうむの籠のもとで編物や読書に耽られるのであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)