“かいや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掻遣30.0%
皆矢20.0%
階家20.0%
階屋20.0%
飼家10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云い切ると、お千代を掻遣かいやるようにして歩き出した。しかし五六間歩いた時、気になるので、振返って見た。お千代が、放心したような姿で、尚、松本家の門前に佇んでいるのが見えた。
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
まれには二百本『皆矢かいや』のこともあつたと傳へて居ります。
ははねこは、まどいた、ふとんをしてある、二階家かいやにつくと、大胆だいたんにもへいをよじのぼりました。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
夫人は早く起きて割烹をし、広い四階屋かいやの各室の掃除から水の用意までを一人ですまして置いて、暇があればこの鸚鵡あうむの籠のもとで編物や読書に耽られるのであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
年々にけやきの太る飼家かいやかな
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)