異郷いきょう)” の例文
彼女かのじょからだは、異郷いきょうつちなかほうむられてしまいましたが、そのとしのサフランしゅは、いままでになかったほど、いいあじで、そして、うつくしいあかみをびていました。
砂漠の町とサフラン酒 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すでに、去年きょねんのいまごろ、塹壕ざんごうなかで、異郷いきょうそらながらいった、戦友せんゆう言葉ことばが、おもされたのでした。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
毎日まいにち毎日まいにちおきほうては、とおふねていますうちに、そのかいもなく、ふとやまいにかかって、それがもとになって、とお異郷いきょうそらでついにくなってしまいました。
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)