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畢生
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ひつせい
ふりがな文庫
“
畢生
(
ひつせい
)” の例文
アヽ、梅子さん、
何卒
(
どうぞ
)
我国に
於
(
お
)
ける、社会主義の
母
(
マザア
)
となつて下ださい、
母
(
マザア
)
となつて下ださい、是れが篠田長二
畢生
(
ひつせい
)
の御願であります
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
かつ見ずやいはゆる史学家なるもの多くはこれ一時代一国民もしくは一事件の歴史を以てその
畢生
(
ひつせい
)
の事業となしたるを。
史論の流行
(新字旧仮名)
/
津田左右吉
(著)
銀行も有價證劵もなかつた時代は、打ち續く戰亂と、盜難から免れる爲には、金持長者といはれる
輩
(
ともがら
)
はその財産の保護と隱匿に
畢生
(
ひつせい
)
の知識を絞つたものです。
銭形平次捕物控:249 富士見の塔
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこで王は
畢生
(
ひつせい
)
の記憶力を絞つて、エチオピアの料理人が
榲桲
(
マルメロ
)
を蜜の中へ入れて貯へる方法を叙述しようとした。ところが女王は、碌々聞きもしないで又急に話をかへた。
バルタザアル
(新字旧仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
私
(
わたし
)
は
畢生
(
ひつせい
)
の
幸福
(
かうふく
)
の
影
(
かげ
)
が
消
(
き
)
えて
了
(
しま
)
つたかのやうに
心
(
むね
)
を
騒
(
さは
)
がせ、
急
(
いそ
)
いで
引出
(
ひきだ
)
して
見
(
み
)
た。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
斯
(
か
)
くて婦人が無体にも予が寝し
衾
(
ふすま
)
をかゝげつゝ、
衝
(
つ
)
と身を入るゝに絶叫して、
護謨球
(
ごむだま
)
の如く
飛上
(
とびあが
)
り、
室
(
しつ
)
の
外
(
おもて
)
に
転出
(
まろびい
)
でて
畢生
(
ひつせい
)
の力を
籠
(
こ
)
め、
艶魔
(
えんま
)
を封ずるかの如く、襖を
圧
(
おさ
)
へて立ちけるまでは
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
こもりゐてうまれぬさきのおほちちの
畢生
(
ひつせい
)
かけばすがためにみゆ
閉戸閑詠
(新字旧仮名)
/
河上肇
(著)
この一條は拙者
畢生
(
ひつせい
)
の過ち、人手に掛つて相果てた妻に對しても、面目ない。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
畢
漢検準1級
部首:⽥
11画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“畢”で始まる語句
畢竟
畢
畢世
畢寛
畢了
畢鉢羅
畢卓
畢昇
畢来
畢極