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男振
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をとこぶ
ふりがな文庫
“
男振
(
をとこぶ
)” の例文
それから二時間ばかり經ツて、周三は
髭
(
ひげ
)
を
剃
(
そ
)
り、頭髪を
梳
(
と
)
き、薄色のサツクコートで、彼としては
研
(
みがき
)
上げた
男振
(
をとこぶ
)
りとなツて、そゝくさ
嚴
(
いかめ
)
しい勝見家の門を出て行ツた。無論お房の家へ出掛けたので。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
徐大盡
(
じよだいじん
)
、
赫
(
かつ
)
と
成
(
な
)
り、
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
に、これも
自慢
(
じまん
)
の、
贋物
(
にせもの
)
らしい
白鞘
(
しらさや
)
を、うんと
拔
(
ぬ
)
いて、ふら/\と
突懸
(
つきかゝ
)
る、と、
畫師
(
ゑし
)
又
(
また
)
身
(
み
)
を
飜
(
ひるがへ
)
して、
畫
(
ゑ
)
の
中
(
なか
)
へ、ふいと
入
(
はひ
)
り、
柳
(
やなぎ
)
の
下
(
した
)
の
潛
(
くゞ
)
り
門
(
もん
)
から、
男振
(
をとこぶ
)
りの
佳
(
い
)
い
顏
(
かほ
)
を
出
(
だ
)
して
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“男”で始まる語句
男
男女
男子
男児
男衆
男妾
男爵
男性
男達
男神