“申報書”の読み方と例文
読み方割合
しんぱうしよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎやうや主人しゆじんかへつた。巡査じゆんさはなしをしてたがときはもう被害者ひがいしやからの申報書しんぱうしよ分署ぶんしよ提出ていしゆつされてあつたのでさら分署長ぶんしよちやう懇請こんせいしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
巡査じゆんさ午後ごご申報書しんぱうしよいんりに勘次かんじいへつてた。勘次かんじ何處どこつたと巡査じゆんさかれておつぎはたゞらないといつた。さうして巡査じゆんさ後姿うしろすがた垣根かきねときひそかいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「もうわかつたから、それぢや自分じぶん仕事しごとをするがいい、のちにわしが申報書しんぱうしよこしらへてるから、それへ印形いんぎやうせばそれで手續てつゞきむんだからな」巡査じゆんさはさういつてさうして被害者ひがいしや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)