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球根
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きゅうこん
ふりがな文庫
“
球根
(
きゅうこん
)” の例文
いつのまにか、
素焼
(
すや
)
きの
鉢
(
はち
)
の
中
(
なか
)
にも、
庭
(
にわ
)
の
花園
(
はなぞの
)
にも、やわらかな
土
(
つち
)
をやぶって、こはく
色
(
いろ
)
の
球根
(
きゅうこん
)
の
芽
(
め
)
が
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
せ、
太陽
(
たいよう
)
をしたって、のびようとするのでした。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今日
実習
(
じっしゅう
)
が
済
(
す
)
んでから
農舎
(
のうしゃ
)
の前に立ってグラジオラスの
球根
(
きゅうこん
)
の
旱
(
ほ
)
してあるのを見ていたら
武田
(
たけだ
)
先生も
鶏小屋
(
にわとりごや
)
の
消毒
(
しょうどく
)
だか済んで
硫黄華
(
いおうか
)
をずぼんへいっぱいつけて来られた。
或る農学生の日誌
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
けれども
球根
(
きゅうこん
)
で
繁殖
(
はんしょく
)
するから、実を結んでくれなくっても、いっこうになんらの不自由はない。そうしてみると、水仙の花はむだに咲いているから、もったいないことである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
紙箱
(
かみばこ
)
の
中
(
なか
)
には、すでに
芽
(
め
)
を
出
(
だ
)
しかけた、いくつかのすいせんの
球根
(
きゅうこん
)
がはいっていました。また、
古
(
ふる
)
びた
貯金帳
(
ちょきんちょう
)
といっしょに、なにか
書
(
か
)
いたものがほかから
出
(
で
)
てきました。それを
見
(
み
)
ると
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
水仙
(
すいせん
)
の花は早春に咲く。すなわち地中の
球根
(
きゅうこん
)
(球根は
俗言
(
ぞくげん
)
で正しくいえば
襲重鱗茎
(
しゅうちょうりんけい
)
)から、葉と
共
(
とも
)
に
花茎
(
かけい
)
(植物学上の語でいえば
葶
(
てい
)
)を
抽
(
ひ
)
いて直立し、
茎頂
(
けいちょう
)
に数花を
着
(
つ
)
けて横に向かっている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“球根”の解説
球根(きゅうこん)とは、宿根草のうち、根、茎、葉などの特定の部分に養分がたまって変形・肥大化してできた貯蔵器官。園芸や農学分野で用いられる用語である。
(出典:Wikipedia)
球
常用漢字
小3
部首:⽟
11画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“球”で始まる語句
球
球磨
球形
球突
球葱
球燈
球投
球乗
球台
球撞