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牢死
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らうし
ふりがな文庫
“
牢死
(
らうし
)” の例文
その後お糸は
牢死
(
らうし
)
し、金次郎は越後屋の跡を立てたと聽きましたが、お糸の痛々しい惱ましさ、いひやうもない魅力が、長く八五郎の記憶にこびり附いて居りました。
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
同人悴道之助 其方儀
實父
(
じつぷ
)
道十郎事
牢死
(
らうし
)
いたし候後母光の養育を請候より
追々
(
おひ/\
)
成長に及び候處
幼弱
(
えうじやく
)
の身に之あり
乍
(
なが
)
ら日頃より母に
孝養
(
かうやう
)
を
盡
(
つく
)
し罷り在其身は母の助けに相成べくと毎日
晴雨
(
せいう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
着
(
つけ
)
られしかども一旦中山殿奉行所にて
裁許
(
さいきよ
)
の有りし
事件
(
ことがら
)
なれば何と無く
斟酌
(
しんしやく
)
有て
暫時
(
しばらく
)
考
(
かんが
)
へ居られしが又猶申さるゝは其折道十郎なる者吟味
詰
(
づめ
)
に相成りし
譯
(
わけ
)
には之なく
牢死
(
らうし
)
爲
(
な
)
したる故其儘に成り
居
(
をり
)
しなり
存生
(
ぞんしやう
)
ならば外に吟味の致し方も有りしならん
然
(
しか
)
るに只今の一言奉行所の
不行屆
(
ふゆきとゞき
)
の樣に上の御
政度
(
せいど
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
天の
作
(
な
)
せる
禍
(
わざは
)
ひは猶去可し自から
作
(
な
)
せる禍ひは
避
(
さく
)
可からずとは雖も爰に
寶永
(
はうえい
)
七年九月廿一日北の町奉行中山
出雲守殿
(
いづものかみどの
)
の掛りにて
奸賊
(
かんぞく
)
村井長庵が惡計に
陷入
(
おちい
)
り遂には
寃
(
むじつ
)
横難
(
わうなん
)
に罹り
入牢
(
じゆらう
)
し果は
牢死
(
らうし
)
に及びぬる彼道十郎は
舊
(
もと
)
吉良家
(
きらけ
)
の
藩士
(
はんし
)
なる
岩瀬舍人
(
いはせとねり
)
とて御近習へ出仕し天晴武文も心懸有し者なりしが不※した事の
譯柄
(
わけがら
)
にて今は浪人と
成
(
なり
)
名
(
な
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“牢死”の意味
《名詞》
牢 死(ろうし)
牢屋で死ぬこと。
(出典:Wiktionary)
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
“牢”で始まる語句
牢
牢屋
牢獄
牢舎
牢固
牢人
牢乎
牢問
牢格子
牢守