片付かたづき)” の例文
付て奉公せよ一日も早くよきお客に請出され斯々云所へ片付かたづきしと云越いひこして悦ばせよ呉々くれ/″\機嫌きげんよく奉公し傍輩達はうばいたち仲能なかようして苛酷いぢめられぬ樣にせよはしたなき事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
父樣とうさま母樣かあさま御褒美ごはうびいたヾくべしと威張ゐばるに、令孃ひめ微笑ほヽゑみながらいさましきをめて、そのやう大將たいしやうたまひても、わたしとはいまかはらずなかよくしてくだされや、大姉樣おほねえさま其外そのほかのおひと夫々それ/\片付かたづき
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
せんものと未明みめいより下男げなん善助相手あひてとし寶澤にも院内ゐんない掃除さうぢさせけるがやゝ片付かたづきて暮方になりはやのこる方なく掃除さうぢ仕舞しまひければ善助は食事しよくじ支度したくをなし寶澤は神前の油道具あぶらだうぐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)