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温
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あつた
ふりがな文庫
“
温
(
あつた
)” の例文
紅葉を焚いて、ふすふすと白うくすぼる煙のかげで、
温
(
あつた
)
かいぞと私が
蹲
(
かが
)
めば、妻も
双手
(
もろて
)
をかざして蹲む。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
五六歩
歩
(
ある
)
くと、智惠子の柔かな手に、男の手の甲が、木の葉が落ちて觸る程輕く觸つた。寒いとも
温
(
あつた
)
かいともつかぬ、電光の樣な感じが智惠子の腦を掠めて、體が自ら剛くなつた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
りますけれども、只今、なにかお
温
(
あつた
)
かいものでもさう申して参りますですから……
泉
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
「親分、矢張りあの小僧が
温
(
あつた
)
めてましたよ」
銭形平次捕物控:256 恋をせぬ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お
温
(
あつた
)
かにしましたからお休みなさいな。
鉄の死
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
▼ もっと見る
御飯
(
ごはん
)
は
黒
(
くろ
)
うても
温
(
あつた
)
かい
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
温
(
あつた
)
かさうな
皿
(
さら
)
に!
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『その着物を絞つて下さい、日向
樣
(
さん
)
、いや、それより
温
(
あつた
)
めてやらなくちや。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
温
(
あつた
)
かい
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
『その着物を絞つて下さい、日向
様
(
さん
)
、イヤ、それより
温
(
あつた
)
めてやらなくちや。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『構ひません。冷くて氣持が好いですよ。さ、もう泣かなくて可い、好い兒だ! 好い兒だ!……イヤ、
恁
(
か
)
うしてるよりや家へ歸つて寢かした方が好い。
然
(
さ
)
う
爲
(
し
)
ませう日向
樣
(
さん
)
! 此儘お送りしますから。
温
(
あつた
)
めなくちや、惡い!』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“温”を含む語句
温順
温和
温泉
温柔
温気
生温
微温
温暖
温習
温味
温雅
微温湯
温泉宿
温泉場
温厚
温室
温湯
温石
温突
温度
...