“浅緑”の読み方と例文
読み方割合
あさみどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鳥ことりが、どこかでいていました。ようやく浅緑あさみどりをふいた木立こだちは、よろこばしげにおどっていました。そらあおぐとくもながれています。
さまざまな生い立ち (新字新仮名) / 小川未明(著)
しんたのむねをりたところに、かたがわには椿つばきがありました。いまはなって、浅緑あさみどりやわらかい若葉わかばになっていました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
くちばし浅緑あさみどり色、羽は暗褐色あんかっしょく淡褐色たんかっしょく斑点はんてん、長い足は美しい浅緑色をしていた。それをあらくつぶして、骨をトントンと音させてたたいた。それにすらかれは疲労つかれを覚えた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)