トップ
>
正的
>
まとも
ふりがな文庫
“
正的
(
まとも
)” の例文
其
(
そ
)
の
網
(
あみ
)
の
底
(
そこ
)
の
方
(
はう
)
……
水
(
みづ
)
ン
中
(
なか
)
に、ちら/\と
顔
(
かほ
)
が
見
(
み
)
える……
其
(
そ
)
のお
前様
(
めえさま
)
、
白
(
しろ
)
い
顔
(
かほ
)
が
正的
(
まとも
)
に
熟
(
じつ
)
と
此方
(
こちら
)
を
見
(
み
)
るだよ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
たらたらと
漆
(
うるし
)
のような腹を
正的
(
まとも
)
に、
甲
(
こうら
)
に濡色の
薄紅
(
うすべに
)
をさしたのが、
仰向
(
あおむ
)
けに
鰓
(
あぎと
)
を
此方
(
こなた
)
へ、むっくりとして、そして頭の
尖
(
さき
)
に黄色く輪取った、その目が
凸
(
なかだか
)
にくるりと見えて
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
また甘えるように、顔を
正的
(
まとも
)
に差出して、
頤
(
おとがい
)
を支えた指で、しきりに
忙
(
せわし
)
く髯を
捻
(
ひね
)
る。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
正的
(
まとも
)
に町と町が
附
(
くっ
)
ついた
三辻
(
みつつじ
)
の、その
附根
(
つけね
)
の処を、横に切って、左角の土蔵の前から、右の角が、菓子屋の、その
葦簀
(
よしず
)
の
張出
(
はりだし
)
まで、わずか二間ばかりの
間
(
あい
)
を通ったんですから、のさりと
行
(
ゆ
)
くのも
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
的
常用漢字
小4
部首:⽩
8画
“正”で始まる語句
正
正午
正直
正面
正月
正気
正体
正鵠
正宗
正行