次々つぎつぎ)” の例文
次々つぎつぎうつるひるのたくさんの青い山々の姿すがたや、きらきら光るもやのおくだれかが高く歌を歌いながら通ったと思ったら富沢はまた弱くびさまされた。
泉ある家 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
やがて次々つぎつぎから、関白まで、取次がとどく。基通は、またその由を、御簾ぎょれんのうちへ奏聞そうもんした。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、グワッ、グワッといてみせました。するとちいさい者達ものたち真似まねして次々つぎつぎむのでした。みんないったんみずなかあたまがかくれましたが、にまたます。
もちろん須利耶さまは、ってもうされました。(いいとも、いいとも、たしかにおれが引きってやろう。しかし一体お前らは、どうしたのだ。)そのとき次々つぎつぎかりが地面にちて来て燃えました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)