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横縦
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よこたて
ふりがな文庫
“
横縦
(
よこたて
)” の例文
その
頃
(
ころ
)
良人
(
おっと
)
はまだ
若
(
わこ
)
うございました。たしか二十五
歳
(
さい
)
、
横縦
(
よこたて
)
揃
(
そろ
)
った、
筋骨
(
きんこつ
)
の
逞
(
たくま
)
ましい
大柄
(
おおがら
)
の
男子
(
おとこ
)
で、
色
(
いろ
)
は
余
(
あま
)
り
白
(
しろ
)
い
方
(
ほう
)
ではありません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
このような巨人となったのだ、我らが手を挙げると、向うでも挙げる、金剛杖を
横縦
(
よこたて
)
に振り廻わすと、空の中でも十字架を切る。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
その駕の
裾
(
すそ
)
から、おびただしい血汐が
滴
(
したた
)
りだしている。みる間に、それは幾すじもの赤い線となって、生ける
蚯蚓
(
みみず
)
のように、土の上を
横縦
(
よこたて
)
に流れだした。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此の島は伊豆七島の内で
横縦
(
よこたて
)
三里、中央に
大山
(
おおやま
)
という噴火山がありまして、島内は
坪田
(
つぼた
)
村、
阿古
(
あこ
)
村、神着村、伊豆村、伊ヶ島村の五つに分れ、七寺院ありて、戸数千三百余
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
斧
(
おの
)
の
刃
(
は
)
に肉飛び骨
摧
(
くだ
)
ける
明日
(
あす
)
を予期した彼らは冷やかなる壁の上にただ一となり二となり線となり字となって生きんと願った。壁の上に残る
横縦
(
よこたて
)
の
疵
(
きず
)
は
生
(
せい
)
を欲する
執着
(
しゅうじゃく
)
の
魂魄
(
こんぱく
)
である。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
縦
常用漢字
小6
部首:⽷
16画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横腹