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月見草
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つきみそう
ふりがな文庫
“
月見草
(
つきみそう
)” の例文
けれどもまもなくお日さまがあすこをお通りになって、山へおはいりになりますと、あすこは
月見草
(
つきみそう
)
の花びらのようになります。
めくらぶどうと虹
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
畑では麦が日に/\照って、
周囲
(
あたり
)
の
黯
(
くら
)
い緑に
競
(
きそ
)
う。
春蝉
(
はるぜみ
)
が
鳴
(
な
)
く。
剖葦
(
よしきり
)
が鳴く。
蛙
(
かわず
)
が鳴く。青い風が吹く。夕方は
月見草
(
つきみそう
)
が庭一ぱいに咲いて
香
(
かお
)
る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
そこには、いままで
目
(
め
)
に
入
(
はい
)
らなかった
月見草
(
つきみそう
)
が、かわいらしい
花
(
はな
)
を
開
(
ひら
)
いていました。そして、これもいままで
見
(
み
)
なかった、
姉
(
あね
)
の
青
(
あお
)
い
着物
(
きもの
)
のえりに、
宝石
(
ほうせき
)
が
星
(
ほし
)
の
光
(
ひかり
)
に
射
(
い
)
られて
輝
(
かがや
)
いていました。
港に着いた黒んぼ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
が、
一夏
(
ひとなつ
)
縁日
(
えんにち
)
で、
月見草
(
つきみそう
)
を買って来て、
萩
(
はぎ
)
の
傍
(
そば
)
へ植えた事がある。
二、三羽――十二、三羽
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
吾墓の色にす可き
鼠色
(
ねずみいろ
)
、外套に欲しい冬の杉の色、十四五の少年を思わす落葉松の
若緑
(
わかみどり
)
、春雨を十分に吸うた
紫
(
むらさき
)
がかった土の黒、乙女の
頬
(
ほお
)
に
匂
(
にお
)
う桜色、枇杷バナナの暖かい黄、
檸檬
(
れもん
)
月見草
(
つきみそう
)
の冷たい黄
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“月見草”の意味
《名詞》
月見草 (つきみぐさ、つきみそう)
アカバナ科マツヨイグサ属に属する多年草の一種。学名:Oenothera tetraptera。夏の夕方に白い花がひらき、しだいに赤みを帯びて朝までにしぼむ。
まつよいぐさ、おおまつよいぐさの俗称。
(出典:Wiktionary)
“月見草(ツキミソウ)”の解説
ツキミソウ(月見草、Oenothera tetraptera、つきみぐさ)は、アカバナ科マツヨイグサ属に属する二年草または多年草である。
(出典:Wikipedia)
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“月見”で始まる語句
月見
月見堂
月見寺
月見橋
月見櫓
月見茸
月見団子
月見小草