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日暮
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ひぐら
ふりがな文庫
“
日暮
(
ひぐら
)” の例文
その時夕暮の
窓際
(
まどぎわ
)
に近く
日暮
(
ひぐら
)
しが来て朗らに鋭どい声を立てたので、卓を囲んだ
四人
(
よつたり
)
はしばらくそれに耳を
傾
(
かたむ
)
けた。あの鳴声にも
以太利
(
イタリヤ
)
の連想があるでしょうと余は先生に尋ねた。
ケーベル先生
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
押
(
おさ
)
ゆる
涙
(
なみだ
)
袖
(
そで
)
に
置
(
お
)
きてモシと
止
(
と
)
めれば
振拂
(
ふりはら
)
ふ
羽織
(
はおり
)
のすそエヽ
何
(
なに
)
さるゝ
邪魔
(
じやま
)
くさし
我
(
われ
)
はお
前
(
まへ
)
さまの
手遊
(
てあそび
)
ならずお
伽
(
とぎ
)
になるは
嬉
(
うれ
)
しからず
其方
(
そなた
)
は
大家
(
たいけ
)
の
娘御
(
むすめご
)
暇
(
ひま
)
もあるべしその
日暮
(
ひぐら
)
しの
身
(
み
)
は
時間
(
じかん
)
もを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
彼は
忽
(
たちま
)
ち眼中に涙を浮べて、財産家に生るるが幸福なりとか、
御身
(
おんみ
)
の言葉
違
(
たが
)
えり、
仮令
(
たとえ
)
ばその
日暮
(
ひぐら
)
しのいと
便
(
びん
)
なきものなりとも、一家
団欒
(
だんらん
)
の楽しみあらば、人の世に取りて
如何
(
いか
)
ばかりか幸福ならん。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
日暮
(
ひぐら
)
しの声と共に夕暮が来ます。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“日暮”の解説
日暮(ひぐらし)は、千葉県松戸市の地名。現行の行政地名は日暮一丁目から日暮八丁目と日暮(丁目なし)。郵便番号は270-2253。
(出典:Wikipedia)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“日暮”で始まる語句
日暮里
日暮方
日暮崎
日暮門
日暮時
日暮過
日暮頃
日暮狭暗
日暮紋三
日暮里金杉