斬付きりつけ)” の例文
すかさず咽喉のどもと突貫つきとほさんとしけれども手先てさきくるひてほゝより口まで斬付きりつけたり源八もだえながら顏を見ればおたかなりしにぞ南無なむ三と蹴倒けたふして其所そこ飛出とびいだつれ七とともあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
大岡殿おほをかどのかれ何樣道理もつともなる申分なり然ど今一人に斬付きりつけたりとあるは是も敵なりやとたづねらるゝに瀬川せがはいな其者はげん八と申て同郷どうがうの者にてわたくしへ不義ふぎを申掛候而已のみならずわたくし親どもへもはなは迷惑めいわく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)